不妊治療について

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2021.10.23

不妊治療の現状

初回の投稿ということで「不妊治療の現状」について書いていきます。

 

そもその「不妊」ってなに?

 

不妊治療という言葉を聞くようになりましたが、

そもそもどのような状態のことを不妊というのでしょうか?

日本産科婦人科学会の定義によると

 

“「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで

性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます“

 

このように定義されています。

一定期間については、「1年間」と解釈されることがほとんどです。

この状況に至った夫婦が不妊と定義され、治療を始めることになります。

 

 

不妊治療とは?

 

不妊になった夫婦が妊娠するために受ける治療が「不妊治療」です。

まず始めに、どのような治療があるのかを見ていきたいと思います。

 

 

 

            一般社団法人 日本生殖医学会HPより

 

 

 

不妊治療は、「男性」と「女性」で大きく異なります。

費用・時間・身体への影響も変わってきます。

一般的には、経済的・身体的・精神的な影響が少ない治療から始めて

徐々に治療を高度化していくことが一般的です。

 

どれくらいの人が不妊治療をしているのか?

 

厚生労働省の調査によると(2017年実施)、

不妊治療を心配したことがある夫婦は全体の35.0%にも登り、

不妊検査したことがある夫婦は18.2%です。

 

 

         妊娠の検査や治療を受けたことがある夫婦の割合

 

 

数字的だけを見ると、「不妊治療」は身近な存在でありますが

実際には、結婚して子供が欲しいと考えだしてから

情報を集めたり、検査を受けたりすることがほとんどのため

自分がどのような状態にあるのかを知らない人がほとんどです。

 

不妊治療で生まれた子供はどれくらい?

 

では、不妊治療の結果生まれてきた子供はどれくらいいるのでしょうか?

 

 

 

         出生児に占める生殖補助医療による出生児の割合

2017年の厚生労働省の調査では、

6.0%が不妊治療による出生児となりますので

約16人に1人の割合になります。

この割合は、年々上昇しており今後も増えていくことが予測されます。

 

不妊治療の原因はどっちにあるのか?

 

では、「男性」と「女子」どちらに、原因があるのでしょうか。

世間一般的には、『女性』の問題だと認識されることが多いですが

実は、約半数は男性が原因となっております。

 

 

               サワイ健康推進課HPより

 

 

女性だけの問題ではなく、社会全体で考えるべき問題と言えると思います。

しかし、『女性の問題』であるという認識は強く残っており

潜在的にある意識の改革が必要となります。

 

 

仕事との両立ができていない現実

 

少子高齢化が急激に進む日本にとっても

子供が欲しい夫婦にとっても「不妊治療」は大切なことですが

仕事との両立ができておらず、治療に専念できないのが現実です。

2017年の厚生労働省の調査では仕事と両立している人は53.2%、

できなかった人が34.7%います。

 

 

 

              仕事と不妊治療の両立状況

 

 

 

できなかった理由として、① 精神的負担 ② 通院回数 ③ 体調や体力の問題の順番となっています。

また、職場で不妊治療をしていることをオープンにしている人は、不妊治療をしている人の1/8しかいません。

オープンにしない理由として、 ①知られたくない ②気遣いして欲しくないが挙げられています。

不妊治療にはお金が必要となります。それにも関わらず、仕事との両立ができていないのが日本の現状です。

 

今回は不妊治療について広く知ってもらうために、幅広い知識やデータについて見ていきました。

次回からは、不妊治療について詳しく説明していきたいと思います。

 

 

 

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